第六回 受賞作品

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温もりの場所

古民家フォト甲子園 最優秀賞
『温もりの場所』 
むっちゃん(福井県)

【応募者コメント】

茅葺屋根の下にいる一人の女性。そこは夏の蒸し暑さは微塵も感じず、人の温かさを感じる場所でした。

 

【審査員コメント】

re2013 昔から茅葺き屋根は、小屋裏の乾燥と虫がつかないようにするために囲炉裏の煙で定期的に燻されています。建物をいいコンディションで保つための先人の知恵です。写真に写る女性もご先祖が守り継いできたこの家を残していきたいという思いで囲炉裏に火を焚べているのでしょうか。奥に言える床の間や襖の絵などから見てもかなり格のある古民家だと思います。この家では日常的だが、知らない人から見ると非日常的な一瞬を撮影者はファインダーに納めました。この古民家での生活が想像できる動きのある写真だと思います。

 

古民家フォト甲子園 金賞

 

西馬込で。

古民家フォト甲子園 金賞_メダル
『西馬込で。』
そら(東京都)

【応募者コメント】

西馬込駅で降りて散歩していたら見つけた古民家。その正体は可愛らしい看板の古民家カフェでした。中に入ってみると、外見からは想像できないおしゃれさ。学生のための自習室としても使われているのだそう。とても素敵でした^_^

 

【審査員コメント】

re2013 昔は何かの配達に使われていた自転車でしょうか、今はカフェとなったこの建物の看板が取り付けられています。
質実剛健しつじつごうけんな無骨な自転車は今見ると新鮮でかっこいいですよね。美しい格子の窓と玄関引き戸の木材は経年変化で味わいのある色になっています。
風ではためく浅葱色あさぎいろに染められた暖簾のれんが写真に動きを出しています。

 

古民家フォト甲子園 銀賞

僕の生まれた町

古民家フォト甲子園 銀賞_メダル
『僕の生まれた町』
ぽてぃとぅ。(富山県)

【応募者コメント】

富山県高岡市は鋳物造りで有名です。古くから守られてきた趣のある町並みを次の世代にも受継いでいきたいです。

 

【審査員コメント】

re2013 地元の産業である鋳物で造られた銅像はこの街の繁栄を見続けていたのでしょうか。写真から受ける印象は昔の繁栄が影を落とし、少し過疎化が進んでいるのを心配して見つめているように見えます。でも決して諦めたわけではありません。視線の先に古民家があるように、古くから守られてきたものの価値を撮影者のような若い世代が気付いて次世代にも引き継いで行くことをこの銅像は知っているのでしょう。

 

機織女(はたおりめ)

古民家フォト甲子園 銀賞_メダル
『機織女(はたおりめ)』
Otus (北海道)

【応募者コメント】

木造建築技術が高度に磨かれた明治時代に建築された原家住宅という建物です。川崎市立日本民家園で撮影しました。
民具製作技術保存会の方の伝統的な機織りの実演とシックな雰囲気の古民家はとてもマッチしていました。
昔の日本の光景だったと考えると感慨深いです。

 

【審査員コメント】

re2013 川崎市民家園には全国各地の古民家が移築展示されていますが、学芸員の方やボランティアガイドによって当時の生活の様子なども再現され伝えられています。明治期絹織物は日本にとって重要な輸出品でした。そしてその多くは写真のように各家で織られたものが工場生産品と共に多く造られていました。農家にとって重要な収入源だったでしょう。建具の枠から除いている構図はまるでタイムスリップしたような錯覚を覚えます。

 

古民家フォト甲子園 銅賞

記憶

古民家フォト甲子園 銅賞_メダル
『記憶』
かざり(香川県)

【応募者コメント】

この民家は18世紀後半に建てられたものです。
日常では、このような民家は見かけなくなりましたが、どこか懐かしく、訪れたのが初めてではないかのように感じられました。
自然に囲まれており、視覚、聴覚、嗅覚すべてで「日本」を感じられる、そんな癒しの空間でした。

 

 

江戸の風情

古民家フォト甲子園 銅賞_メダル
『江戸の風情』
YSN(神奈川県)

【応募者コメント】

神奈川県の開成町には築300年の「瀬戸屋敷」があり、元々はこの地区の名主を務めてきた瀬戸家の屋敷でした。
十数年前に開成町に寄贈され、当時の状態に近い形で復元した後に一般公開されるようになりました。
現在は古民家の見学だけでなく、節分,ひなまつりといった伝統的な年中行事や紙芝居,展覧会などを開催し、子どもからご年配の方まで地域の人々が集まって交流を深める貴重な場所になっています。
桃の節句の頃には、「瀬戸屋敷ひなまつり」というイベントが開催され、婦人会の方々が手作りした7000個以上の吊るし雛のほか、江戸時代から伝えられてきた歴史のある雛人形が何組も飾られます。
中でも地元の蔵から発見されたという「享保雛」は、300年前のものとは思えない美しさと華やかさがあってびっくりします。

 

 

大きくなっちゃって。

古民家フォト甲子園 銅賞_メダル
『大きくなっちゃって。』
みーぽー(福島県)

【応募者コメント】

一見古民家とは言えない作品になってしまったかもしれません。
ですが、私は家の、この柱に「大人になっても残したい」と思います。反抗期があったりいつの間にか高校生になったり。色々なことがありましたがこの柱だけは変わらずそこにあり続けています。
もう高校生。親とさほど仲良くない私は、もうこの柱で親と仲良く身長を測ることないでしょう。ですが、もしこの先その時が来たとしたら。
大人になっても、変わらないで、残り続けてほしい。

 

 

壁が物語る歴史

古民家フォト甲子園 銅賞_メダル
『壁が物語る歴史』
かえにゃん(岐阜県)

【応募者コメント】

古民家が立ち並ぶ、岐阜市の川原町を散策しました。
暑い日差しの中、ふと日陰に涼みに来たら、長年雨風を耐えしのいで来たであろう木の壁と、青空の対比がきれいで、シャッターを押しました。

 

 

囲炉裏と蟹

古民家フォト甲子園 銅賞_メダル
『囲炉裏と蟹』
リボさん(石川県)

【応募者コメント】

古民家は外も素敵ですが、中も趣があります。囲炉裏や古い箪笥に歴史が感じられます。
昔の人はここで藁を使って蟹を作っていたのかなと想像をはせるのが楽しいです。

 

 

古民家フォト甲子園 未来賞

 
今年も小学生の皆さんから多くの作品をいただき、ありがとうございます。どの作品も力強くメッセージを受け取ることができ、楽しさが伝わる作品ばかりでした。
ロフトのある築100年のじいじの古民家、石臼でのお餅つき、石でできた鳥居、日本の原風景や生活を新鮮な目で切り取ってもらい日本の良さを再認識することができました。
 

 

畑じいじの古民家

未来賞
『畑じいじの古民家』(京都府)

【応募者コメント】

裏に竹やぶがあるじいじの古民家は、建ててから100年以上経っています。
築90年の時、再生されてできたロフトが、私のおきにいりです。

 

 

おじいちゃんちの石うすでみんなでおもちつき

未来賞
『おじいちゃんちの石うすでみんなでおもちつき』(愛知県)

【応募者コメント】

お正月まえ、しんせきのみんなであつまって
ふるいうすでおもちつきしてかがみもちをつくります。
ことしもたくさんつくってたべるぞー。

 

 

いつまでも残してほしい、いなかの風景

未来賞
『いつまでも残してほしい、いなかの風景』(福岡県)

【応募者コメント】

この絵は神社と茶畑をかいています。神社の鳥居と奥に像があります。それは、二つとも石でできていて、ごつごつとした感じや、少しまわりにさびみたいなのがあったのでそこを茶色と緑をまぜてさびの色にしたのを工夫しました。
茶畑の上に、にじをかいています。それは、夕立の後に、ちょうど茶畑とにじが合わさっていてふわぁんとうっていたので、クレヨンとティッシュでふわぁとしたところを工夫しました。