第11回古民家フォト甲子園 最終審査会を開催しました。

2022年9月9日(金)一般社団法人全国古民家再生協会 愛媛事務局にて
第11回古民家フォト甲子園 最終審査会をハイブリットにて開催させていただきました。

【審査委員会】
<審査委員長>
杉本 龍一 氏 (一般社団法人全国古民家再生協会 理事長)
<審査員>
大澤 雄一郎 氏(一般社団法人全国空き家アドバイザー協会 理事長)
正岡 昇 氏(公益社団法人日本グラフィックデザイン協会 愛媛地区代表幹事)
河野 公宏 氏(循環型建築ネットワーク/ 株式会社アステティックスジャパン代表取締役社長)


【審査基準は以下の通り】
① テーマ性
募集のテーマ「地域の歴史を紡ぐ古民家(中高生部門)」、「わたしの好きな古い街並み(絵画)」に沿っているか。
② 主題性
その写真・絵画の中で何を訴えたいか、応募者の意図が伝わるか。
③ 表現性
視点、構図、バランス、色の表現力はあるか。
④ 独創性
撮影場所や被写体など独自に工夫されたものであるか。
絵画部門では、子どもらしく独創性に富んでいるか。描こうとしていることがはっきりしているか。ユーモアがあり好感がもてるか。

【審査員コメント(一部)】
古民家フォト甲子園も第11回目を迎え、毎年どんどんレベルが上がっているのを感じます。
古民家は「屋根が大きく軒の出が大きい」のが特徴です。
多くの作品を拝見しましたが、中高生部門も小学生部門の作品も「古民家の屋根」に注目されている作品が多いと感じました。
皆さん無意識のうちに古民家の特徴を捉え、その良いところを写真や絵画に収めています。
小中高生が気に入った風景を写真や絵画に残しアウトプットすることにより、結果自分の脳に日本の風景の美しさとしてインプットされ、きっと大人になっても古民家の良さを忘れないのだと思います。
若い人たちがこういった街並みを維持し次世代に遺していきたいと思ってもらえたら嬉しいです。
(審査委員長 杉本 龍一 氏)

中高生部門の写真では、古民家でしか見ることが出来ない一瞬の光景や周囲の色との調和、陰影が放つ独特な雰囲気を感じることが出来ました。また、その一瞬を撮影した時の匂いや音まで聞こえてきそうで審査中も楽しむことが出来ました。
小学生部門の絵画では、我々大人では気付けないが幼少の頃を思い返すとフォーカスしている理由が理解できるというような、ノスタルジックで不思議な空間がしっかりと表現されており、文化や思い出が継承されていることを実感できるような作品がたくさんありました。
審査中には微笑んでしまう様な童心に帰った様な楽しい気持ちを体験させていただきました。審査に関わらせていただき心より感謝申し上げます。
(審査員 大澤 雄一郎 氏)

受賞発表は9月12日(月)15時に当ホームページにて発表となります。